【エッセイ】親と絶縁して後悔したことある?その後の私の10年間

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機能不全家族で育ち、親元を離れて一人暮らしをして初めて、自分がアダルトチルドレンだと知りました。

自分の家族が機能不全家族ということもその時知りました。

そんな私が、結婚を機に両親との関係を手放して10年。

その間一度も連絡を取ってもいないし、一切の接触はありません。

結論から言おう。

私は後悔した日は一日たりともありません!

ひまわり

正直びっくりしました。一度くらい後悔する時があると思っていたので…笑

結婚式も、妊娠中も、出産後の初めての子育ても…私の両親親族は一切関わらなかったけど、本当に後悔したことはない。

結婚と同時に両親と絶縁した私は、どうやって過ごしてきたのかお話しします。

目次

親との絶縁で後悔しなかったのは「夫」と「夫の家族」のおかげ

大前提ではあるが、機能不全家族で育った私が両親との絶縁の決断ができたのは、他でもない夫の存在が大きい。

そしてこんな訳ありな私を受け入れてくれた、彼の両親の深い愛情があったから。

だからこそいろんなことを乗り越えてこれたし、直接的な援助というより、私には精神的な支えがものすごく大事な時期だったと思う。

夫は常に味方でいてくれ、「私の話を聞いてくれる」「否定しない」人。

その存在がめちゃくちゃ大きかったです。

ひまわり

もちろん今もね。

さらに夫の両親。

特にお義母さんは、私が本当の母にしたかった話を真剣に聞いてくれて、押し付けではないアドバイス、最後は「二人が幸せになれるなら私は応援するよ」といつも後押ししてくれる人。

それが何よりも温かくありがたいことです。

親との絶縁で後悔はひとつもないけど、どう乗り越えたか

入籍を目前に、私の両親とは訣別。

そして私はすべての連絡先を断ちました。

本来であれば、これから迎えるライフイベントには、力を貸して欲しかったのかもしれない。

だけどやっぱり思うのは

あんな親ならいない方がいい」

ということ。

そこで私たち夫婦はまず、

  • 自分たちの身の丈に合った生活
  • 「誰か」を当てにしない生活
  • 夫両親との連絡は密に

ということを決めました。

ひまわり

基本二人でやっていくなら、話し合える関係を築くの、大事。

自分たちの身の丈に合った生活

結婚当時は私も働いていました。

2人分の収入がありましたが、結婚後の子どもの事を考えたり続いていく生活のことをきちんと考えた身の振り方を考えました。

お互いのキャリアをどう考えていくのか、私が専業主婦になる道の有無など。

ひまわり

きっと結婚するとなればみんなしているんだろうけど、実際みんなどう?

生活の一番の課題はお金のこと。

保険への加入や家計の見直しについて、FPさんにも相談に行tたりもしたかな。

「誰か」を当てにしない生活

「頼ること」「当てにすること」は違うと思っています。

「頼ること」は、まずは自分たちでできる範囲を把握し、自分たちの少し届かないところを助けてもらうこと。

「当てにすること」は、自分たち以外も戦力としてカウント、できないと分かっていても「〇〇がいる/あるから」を前提にすることだと思っています。

でも、これではすぐに破綻する。

親だっていつまで体が動くかわからないから、簡単に「子ども預かって」なんて言えない。

金銭の援助だって、当たり前にあるわけではないからね。

でも、サポートしてもらえるものを断れって話じゃない。

そういった詣には全力で甘えていいと思うし、大いに活用すべきだと思う。

だけど前提として、「それありき」の計画は立てない、というのが大事だと思う。

ひまわり

それが頭にあるだけで、「無理をしない計画」を立てる癖がつくよ!

この考え方のおかげで、子どもが3人いてもなんとか夫婦二人だけでやってこれてると思います。

夫両親との連絡は密に

「周りに頼ることを前提に計画しない」ことは頭におきながらも、いざという時のために夫の両親とはなるべく連絡を取るようにしています。

必ず月一で顔出しに行くとかではなくても、LINEをしたり電話をしたりでお互いの様子を知っておくのって、すごく大事。

ひまわり

こちらが頼るだけでなく、夫両親の困りごとにはすぐに駆けつけられるようにとは思ってるよ!

親との絶縁、待っていたのは後悔のない心休まる幸せな時間でした。

両親と絶縁してからの10年間は、思っていたよりも順調に進んでいると思います。

条件付きの歪んだ愛情しか向けられていなかった私にとって、失敗してもつまずいても許されるということを知った10年。

実の親から離れることで、心が休まる時間が得られるとは夢にも思いませんでした。

最初は確かに毎日怯えてました。

「追いかけてくるんじゃないか」
「手当たり次第に友達に聞かれるかもしれない」
「もしかしたら夫も、こんな私を嫌になるんじゃないか」

でもそんなことなかった。

どれも現実には起きませんでした。

親との連絡手段を自ら断ったこと、こんなにも大きな決断をこれまで何も自分で聞けてこなかった私が自分でしたことで、「親への執着」も途切れたんじゃないかなって思う。

だからといってすべてが順風満帆だとは言えない。

「何か」生活の変化や、気持ちの揺らぎがあるとその都度「あの日のわたし」が顔を出し助けてと叫んでいた。

子育てが始まったら、葛藤と戸惑いの毎日。

それでも前に進んでこれたのは、私が育った環境を理解し(すべては無理でも否定はしなかった)「これからのこと」を一緒に考えてくれる人達(夫、夫の両親)がいたから。

「これからのこと」を考えられる、それも一人じゃないと思えたことが、私が後悔せずに過ごしてこれた大きな要因です。

過去への執着をやめる。

簡単ではなかったけど、やってみれば意外とできるもんです。

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